いつかは大好きなおっぱいにさよなら…「卒乳」と「断乳」の違いとは?

3回食にも慣れて、1歳が近づいてくると、気になるのが赤ちゃんの「卒乳」や「断乳」。

「卒乳」や「断乳」の違いって何?どちらを選べばよいの?時期はいつ頃…?

など、疑問に思っているママも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが、大好きなおっぱいとさよならする日が来るのは、ママにとっては成長をうれしく思う一方で、さみしい気持ちも感じる出来事かもしれません。

赤ちゃんにとっても、ママにとっても、なるべく負担が少ない状態で、納得して、おっぱいを卒業できるようにしたいですよね

この記事では、7歳と2歳のニ児の子育て真っ最中の私が「赤ちゃんの卒乳と断乳」についてお話ししていきます。

参考にしてみてくださいね♪

「卒乳」と「断乳」の違いは?時期はいつ頃?

似ているようで違う「卒乳」と「断乳」。
その違いをみていきましょう。

◆ 卒乳

赤ちゃんが自然に母乳を飲まなくなり、おっぱいから卒業するのが「卒乳」。

離乳食をしっかり食べられるようになったり、ママの母乳がだんだん減っていったり…という変化も卒乳の理由のひとつです。

1歳半~2歳位で卒乳する赤ちゃんが多いですが、10ヶ月で卒乳する子もいれば、3〜4歳まで飲んでいるという子もいますよ。

母乳には、栄養だけではなく、赤ちゃんの精神安定剤の役割もあるため、卒乳の時期には幅があり、個人差があるのですね。

WHO (世界保健機関)では、2歳までは母乳を与えることを推奨しています。

母乳は栄養価が高く、赤ちゃんの免疫力をUPさせてくれるだけではなく、ママの健康へのメリットもあるからです。

また赤ちゃんとママのストレスをやわらげて、心を落ち着かせてくれる効果もあるんですよ。

ユニセフの調査によると、世界の平均の卒乳時期は4.2歳だそう!
日本の赤ちゃんの卒乳時期は、世界と比較すると、早い方なのですね。

◆ 断乳

ママが赤ちゃんに母乳をあげるのをやめると決めて、授乳を終わらせるのが「断乳」。

時期はそれぞれのママと赤ちゃんによって異なり、家庭によって考え方もそれぞれ。

また、平成14年から「断乳」という言葉が母子手帳からなくなりました。

最近では無理に断乳せず、赤ちゃんのタイミングを尊重して卒乳を選ぶママも増えてきています。

とはいえ、授乳による疲労や乳腺炎になりやすいなど、ママの体調が良くない場合や、仕事復帰するのをきっかけに断乳を考えるママもいますよ。

断乳することで睡眠をしっかり確保できたり、薬の服用や、カフェインの摂取なども気にしなくてよくなる、といったメリットもあります。

断乳をする時の3つのチェックポイント

赤ちゃんの負担がなるべく少なくなるよう、断乳しても大丈夫な時期かどうか、チェックしてみましょう。

離乳食を1日3回しっかり食べられる


水や麦茶などから水分補給できる


歩けるようになり、色々な遊びも楽しめる

「断乳」を選んだ場合でも、自然に赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなる「卒乳」になるべく近い形で、スムーズにおっぱいを卒業させてあげたいですよね!

おすすめの断乳の進め方

ゆっくりと時間をかけながら、徐々に赤ちゃんがおっぱいがなくても大丈夫な状態に慣れていくことが大切。

段階的に減らしていきましょう。

だんだん授乳時間を短くしていく


だんだん授乳回数を少なくしていく


回数が少なくても大丈夫になってきたら、赤ちゃんに伝えて授乳をやめる

少しずつ授乳を減らしていくと、母乳の分泌も徐々に減っていくため、断乳後のおっぱいトラブル軽減にもなりますよ。


我が家の場合は、長女は3歳半位までおっぱいを飲んでいました。

生後10ヶ月から保育園に通い始めたので、その時期から昼間の授乳はなくなりましたが、朝と夕方、寝る前、夜間を合わせると当時は1日5回くらいは授乳をしていましたよ。

昼間に離れている分、授乳が親子のスキンシップにもなっていたと思います。

言葉をしゃべるようになってからは「あ〜おいしかった!」「あまい・・」などと、感想まで言ってくれるように(笑)。

成長するにつれて、授乳回数も2〜3回になり、1〜2回になり…と、だんだん減っていきました。

そんなある日。

「あれ?3日くらい、おっぱい飲んでないよね・・?!」

いつが最後の授乳だったのか思いだせないくらい、自然に卒乳していました。

気づいた時は多少さみしさもありましたが…。

娘はケロッとした顔をしているし、息をするように自然に授乳を終わることができて、改めて満足した気持ちになったのを覚えています。

そして、今は2歳の次女の授乳中。

言葉も少しずつ覚えてきて、おっぱいが飲みたい時には、授乳クッションをずるずると引きずってきて「おっぱいもってきたよ〜」とアピール^ ^

朝方の授乳で眠気を感じることはしょっちゅうですが「この子はいつまでおっぱいを飲むのかな?」と思うと、より大切な時間に感じます。

「その日がくるまでは、マイペースに続けようね~」と、寝ている次女を見ながら思いつつ・・☆

「1度も途中で目が覚めることなく、寝られる日も近いのかもしれないな」と感じる今日この頃なのでした。

◆さいごに◆

「卒乳」や「断乳」について、色々な情報があり、色々な意見もあって、迷ってしまうこともありますよね。

そんな時はママが納得できる方法、赤ちゃんにできるだけ負担の少ない方法を選ぶのがいちばんなのではないでしょうか。

いつ授乳を終わりにするのかは、ママと赤ちゃんが決めること。

大好きなおっぱいにさよならする日が、ママと赤ちゃんにとって、後悔することのない、ハッピーな日となりますように😊

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