新生児にげっぷをさせる理由
いつまでげっぷをさせればいいの?
赤ちゃんにおっぱいやミルクを飲ませた後、背中をさすって、げっぷさせてあげるのには理由があります。
なぜ赤ちゃんにげっぷが必要なのかを知っておくと、安心してお世話ができますよ。
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生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲むのに慣れていません。
ちょうどよい量を飲むことができず、たくさんゴクゴクと飲んでしまいがち。
そのときに空気も一緒に飲み込んでしまうのです。
げっぷを出す理由は、飲み込んだ空気を外に出すため。
また、おっぱいやミルクを飲む時だけでなく、赤ちゃんは泣いているときも空気を飲み込んでいます。
赤ちゃんの小さな胃に、たくさんの空気が入ってしまっているのですね。
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げっぷが出ないままにしていると、胃の中にたまった空気が外へ出る時に、おっぱいやミルクも一緒に吐き戻してしまうことがあります。
何より、空気がおなかの中にたまっていると赤ちゃんは苦しいですよね・・。
赤ちゃんがおならをして、空気が外にでていくこともありますが、まずはげっぷを出してスッキリさせてあげたいですね!
◆いつまでげっぷをさせればよい?
赤ちゃんにげっぷをさせるのは、生後3ヶ月〜6ヶ月位まで。
首がすわる生後6ヶ月位になると、赤ちゃんが自分の力でげっぷを出せるようになります。
赤ちゃんの可愛いげっぷの音を聞くのも、楽しい時間ですよ♪

新生児をげっぷさせる時の抱き方、3つの方法
赤ちゃんにげっぷをさせるときの姿勢には、いくつかの種類があります。
ママがやりやすいスタイルを見つけたら、楽にげっぷをさせてあげられるようになりますよ♪
【ママの肩にかつぐように縦抱き】
① ママの肩に赤ちゃんの胸のあたりを乗せます。赤ちゃんのお尻をしっかり支えてあげましょう。赤ちゃんが横を向いているかチェック。
②赤ちゃんの背中を下から上へ優しくさすります。おなかの中の空気を押し上げるイメージ。
◆げっぷと一緒に母乳やミルクを吐いてしまうこともあるので、やわらかいガーゼなどを肩にあてるとよいですよ!
ガーゼは沐浴などでも使うので、多めに用意しておくといいですね。
◆ママの肩に赤ちゃんのおなかが乗って、空気が押し出されやすくなるため、比較的、簡単にげっぷがでる方法です。
【ママの太ももの上で横向きにお座り】
①ママの左の太ももに、赤ちゃんを横向きに座らせます。手をわきの下に入れて支えてあげましょう。
②沐浴のときに背中を洗うようなかんじで、赤赤ちゃんの背中を優しくさすります。
◆赤ちゃんの上半身が前かがみになると、げっぷが出やすくなりますよ。
【ママと向かい合って縦抱き】
①ママの太ももに、赤ちゃんが向かい合うように座らせます。
②片手で赤ちゃんの首と頭を支えます。
もう片方の手で赤ちゃんの背中を優しくさすります。
◆この姿勢の時も、赤ちゃんの上半身が前かがみになると、げっぷが出やすくなります。
新生児がげっぷしないのが心配・・なぜ⁈
げっぷが出ない時はどのくらいの時間、待てばいいの?
うまくげっぷを出せないこともよくありますよね!
わたしも娘が新生児の時は、授乳のたびにげっぷと格闘していました(笑)
げっぷが出ないと苦しそうだし体によくないのでは?と心配になってしまうんですよね・・。
そんな時には、げっぷが出ないときの対処法があるのでためしてみてくださいね!
【げっぷが出ないときの対処法】
◆姿勢を変えてみる。
姿勢を変えるとき赤ちゃんの体を動かすことでも、げっぷが出やすくなりますよ。
◆ 横向きに寝かせる。
赤ちゃんをベビー布団などに横向きに寝かせて、様子をみましょう。
もし母乳やミルクの吐き戻しがあっても、横向きの姿勢なら吐いたものが気管に詰まりません。
赤ちゃんがうつぶせにならないように、見ていてあげてくださいね。
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私もあかちゃんのげっぷをうまく出せなくて、
1ヶ月検診の時に産院の助産師さんに相談しました。
その時教わったのは、5分くらいたってもげっぷが出ないときは、切り上げてしまっても大丈夫!ということ。
赤ちゃんによっては、げっぷが出にくいタイプの子もいるそうです。
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授乳のたびに赤ちゃんにげっぷをさせるのは、慣れないうちは時間がかかるし、ママも大変ですよね。
げっぷの出やすい抱き方や姿勢で赤ちゃんをスッキリさせてあげましょう。
もし、げっぷが出なくても赤ちゃんが機嫌よくいつもと変りないなら、気にしなくても大丈夫!
飲み方や量によっても、必ずげっぷが出るというわけでもないのです。
ママも「今回は出ないんだな〜」くらいのゆったりした気持ちで、見守ってあげましょうね♪