新生児の皮膚がむけるのはなぜ?
皮膚がカサカサに乾燥する理由
新生児の赤ちゃんの皮膚がカサカサに乾燥して、ポロポロとむける様子を見ると、ママも驚いてしまいますよね!
全身の皮膚がむけて、まだら模様のようになってしまうことも。
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これは「新生児落屑(しんせいじらくせつ)」と呼ばれる自然な現象。
赤ちゃんはママのおなかにいる時、胎脂(たいし)という脂や羊水で守られています。
生まれて、新しい外の世界へ出てくると、赤ちゃんの皮膚が空気にさらされて乾燥しやすくなってしまうのが原因といわれています。
乾燥した皮膚が屑のようにはがれ落ちるため、このような名前がついているのですね。
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「新生児落屑」は、1〜2週間くらいで落ち着いてきます。
病気ではなく自然なことなので心配しなくても大丈夫ですよ!
新生児落屑‐しんせいじらくせつ‐の対処法
赤ちゃんの皮膚が皮むけして、まだらになっていると気になってしまいますが、無理にはがすのはやめましょう。
赤ちゃんの皮膚は薄くてデリケート。
刺激を与えず、自然にまかせるのがいちばんです。
皮膚がむけているからといって保湿ケアを念入りにするのもNG。
必要以上にクリームを塗ってしまうと、皮膚がはがれ落ちにくくなってしまいます。
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沐浴の時に優しく手でなでるように洗い、お風呂上がりにベビーローションを塗るくらいで十分ですよ。
お布団のシーツ類もこまめに替えてあげてくださいね。
新生児の皮膚トラブルについて解説!
新生児の時期によくある赤ちゃんの皮膚トラブルを知って、すべすべお肌を守ってあげたいですね。
◆ 乳児脂漏性湿疹 (にゅうじしろうせいしっしん)
「乳児脂漏性湿疹」は生後1~2か月の赤ちゃんに多くみられます。
生後3ヶ月位までは、ホルモンバランスなどの影響で皮脂分泌が多い時期。
おもに顔や頭、眉毛や耳などにも湿疹がでることも。
赤ちゃんの毛穴は未発達で、皮脂が詰まりやすいことも原因です。
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わたしの2人の娘達も、新生児の頃は脂漏性湿疹がでてしまい、顔が赤くなっていました。
思春期のニキビのようなものや、黄色い皮脂の固まりが眉毛にできたりしていました。
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これはひどい…と、小児科に行って診てもらった時に「顔もせっけんを使って洗ってね。」と先生からのアドバイス。
私は沐浴で赤ちゃんの顔を洗う時、せっけんの泡が目に入りそうで、ぬるま湯に浸したガーゼで拭くだけにしてしまっていたのです。
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それからは、顔も泡で優しく洗うようにし、その後はきちんと流すように気をつけました。
お風呂上がりには、ベビーローションを塗って全身を保湿。
これを繰り返すことで、だんだん湿疹もおさまってきて、顔の赤みもなくなりました。
生後3ヶ月位にはツルピカの赤ちゃん肌になりましたよ♪
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「乳児脂漏性湿疹」を発症してしまったら、スキンケアを見直してみましょう。
沐浴ではせっけんを泡立てて使い、ゴシゴシこすらないように優しくあらいます。
泡で出てくるタイプのポンプ式のせっけんが、泡立てる手間がかからず便利ですよ。
沐浴の後など、1日2回の保湿を心がけてくださいね。赤ちゃん用のベビーローションなどがベストです。
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新生児の赤ちゃんの皮膚がむけるとびっくりしてしまいますが、心配しなくても大丈夫。
これは自然の現象なのです。
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もし「乳児脂漏性湿疹」になってしまったら
毎日のスキンケアを大切に行いましょう。
赤ちゃんの湿疹は、だんだんよくなっていきますよ!