新生児が音に敏感なのはどうして?
生まれて間もない赤ちゃんが、両手をあげたポーズで手足をビクッとさせ、抱きつくように腕を曲げる姿を見たことはありませんか?
その赤ちゃんの動作は「モロー反射」と呼ばれる無意識で起きてしまう原始反射の一つです。
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周囲からきこえてくる音や光のまぶしさを感じた時。
自分の体勢が変わった時。
そのような刺激を受けた時にモロー反射は起こります。
起きている時だけではなく、寝ている時にもモロー反射は起こるので、自分の動きで赤ちゃんが目を覚ましてしまうことも。
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ドアを閉めるバタン!という音や、食器を洗う水の音、玄関のチャイムが鳴る音などに赤ちゃんが敏感に反応してしまうのは、モロー反射が原因のことも多いのです。
無意識の反応とはいえ、寝かしつけたばかりの赤ちゃんが起きてしまうと、ママも大変ですよね・・!
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私も長女が新生児だった頃は、赤ちゃんがちょっとした物音に反応して起きてしまうのが悩みでした。
今考えると不自然だったなと思うのですが、赤ちゃんが寝ている時は、歩く時も忍者のように静かに歩くようにしたり(^^;)。
娘がビクッとして目を覚ますと、私もついビクッとしてしまうこともよくありました(笑)。
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このモロー反射が起こる時期は生まれてから3ヶ月位までの間。
生後半年も経てば見られなくなってしまう、期間限定の赤ちゃんの動作なのです。
それを思うと、赤ちゃんの“手足ビクッのバンザイポーズ”も、より愛しく感じられますよね。
新生児が音に敏感・・対処法は?
音や光、自分の体勢の変化などによって起こる赤ちゃんのモロー反射。
この反射は、赤ちゃんが外の危険から自分を守り、それをママやパパに伝えるメッセージでもあるのです。
赤ちゃんが音や光にびっくりして泣いてしまったら、抱っこして「大丈夫だよ。」と言って安心させてあげるのがいちばんです。
ねんねの時によくモロー反射が起きてしまうという場合は、おくるみを使ってみるのもおすすめ。
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おくるみによって手足がソフトに巻かれていると、反射が起こりにくくなります。
また、おくるみで包んであげることで、ママのおなかの中にいた時のような感覚になるため、赤ちゃんも落ち着いた気持ちで眠ることができますよ。
新生児の赤ちゃんと音楽を楽しもう!
ママと赤ちゃんが2人で過ごすことの多い新生児期。
赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごすため、家の中が静かなことも多いかもしれません。
起きている時に童謡を楽しんだり、寝かしつけの時に気持ちが穏やかになるような音楽をかけたりすると、赤ちゃんも感情が豊かになり、リラックスできますよ。
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我が家でも、長女が新生児の時は静かに過ごしていることが多かったのですが、次女が誕生した時は家の中でいつも何かしら音がしていました。
次女が寝ている時も、長女は大きな声で歌ったり、飛びまわって遊んだり。
私も生活音を気にすることもなく普通に過ごしていました。
そのおかげなのか、次女は音に対して繊細に反応することはなく、ねんねの時にはしっかりまとめて寝てくれるように。
時にはみんなで一緒に楽しめる、ディズニーやジブリ、クラッシックの音楽をかけたりして、音を楽しんで新生児期を過ごすことができたように思います。
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生まれたばかりの赤ちゃんが音に敏感なのは、外の世界の危険から身を守るための、無意識の反射であることも多いのです。
優しく抱っこして落ち着かせてあげてくださいね。
いつも静かに過ごしているママも、赤ちゃんと一緒に音楽を楽しむ時間をつくると、リフレッシュできますよ♪